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2019-06-11 07:17
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経済大国=給与の高さ??
そもそも、何で日本は「経済大国」なの?
それは。
「大金を払ってでも欲しい」と思われるモノやサービスを生産し、国内や国外で消費される
その規模である。
車、を代表とする、電車、地下鉄、原子力、飛行機、ロケット、工作機械、等の重工業。
スマホ、家電製品、等の軽工業。
が、資源も国土も無い日本を世界第三位の経済大国に育てた。
もちろん「生活必需品~農業漁業等の一次産業」「サービス=第三次産業」が日本のGDPの半分を占めるのだが、、、それは今回は省略し、第二次産業、工業。モノ作り。だけに焦点を絞る。
「内需」+「外需」があると。需要があるから生産する、できる。
人間が欲しいもの。外国人でも欲しいものを日本人が作ってきた、作っている
からこそ、世界3位の経済大国になっているのだ
コンビニでバイトをしている、そのサービスが良い。
介護を頑張っている、保育士が~、パートが~、頑張っている。
はそのとおりなのだが、日本国内での給与差問題、世界的にみた能力別給与問題、として別に扱うべきであり。
今回の「経済大国」としての話の中では、「サービス」が世界3位の経済大国を作ったわけではない。
例えば、隣の国。中国でコンビニのバイトをする場合、同じくらい頑張っても、日本の半額以下しかもらえない。=働いている職場のコンビニの商品の値段も半額ならいいのだが、もっと高いので、日本より生活が苦しいといえる。
日本と同じレベルの住居に住む場合は、やはり同じくらいの値段がかかる。
日本は、
先進国で世界2位の人口+人口ボーナス(若者が多く、生産消費が多い時代)+バブル成長期
という要因を抜かしたとしても、、、
「日本から輸入してでも、お金払っても欲しい製品を、研究開発生産した」
かどうか、で、経済大国たるかどうか、が決まってくる。上下する。
石油等の資源輸入のマイナスを差し引いても世界で一番黒字国家となっている日本のパワーである。
さて。ここにおいて、
世界2位の経済国家となった=世界中からお金を集める事ができた会社の運営経営陣やエンジニア等の給料は、どうなっていたのか。
特許を取得した会社員のボーナスがあまりに低い事でも話題になったが、、、
例えば、世界的な企業の社長の給与をはじめ、エンジニア、技能職、の給与は、先進国の中でも圧倒的に低い。半額なんて事もあるのだ。
2019年は、日本で一番高い雇われ社長である「日産ゴーン会長」問題で揺れているが、、、
年収10億円~20億円+いろいろ背任容疑分、数億円?と言われている。
それでも「少ない!日本は、なぜ能力のある人の給与が低いのだ」という考えなのでしょう
世界的にみても、そういった認識のほうが普通であったりする
ただし、単純労働者、一般事務職、レジ打ちやライン工や肉体労働者の給与は、各種の保険や税金等を加味すれば、先進国の中でも平均的だった
あれ?日本は給与が低い!という話だったが、
世界2位、3位の経済大国なのに、どういうこと???
と。思うかもしれない。
2位と3位、と混ぜて書いているのにはわけがある。
現在、世界2位となった中国、の給与はどうなのか???
日本の3分の1くらいである。
ただし、「世界的な企業の社長の給与をはじめ、エンジニア、技能職、の給与」は、
日本の1.5倍くらい、と言われている。
能力を持った新卒22才でも、給与は手取り20万くらいからスタートなのだが。。。
中国では、普通の事務職等の5倍以上の給与の差をつけている。
そのおかげで、中国等の外資企業には有能な人がどんどん集まる、と言われている
ヨーロッパ、北米、とかいろんな先進国でそうであり、日本はその中でも最低レベルであったりする
海外に輸出したり、経済大国として成すのに必要な人材、は、お金で集めなくても集まる。のだ。
島国だからであり、英語ができない人が大半なので、海外に行けなかったり、、、
そもそも、日本という国が住むのに良い国であり、、、、とう、いろんな要因があるが、。、、
では逆に、中国人でも日本人でも他の外国でも~、世界経済100位とかの国でもコンビニはあるし、ライン工場はあるし、保育や介護や家政婦や料理コックや、サービス産業全体は世界中にあるのだが、、、
そのような労働者には、どれだけお金を払っているかというと、、、
世界二位の経済大国である中国は、都市部で月給8万円とか。普通の都市~田舎だと、月給5~6万円とか、である。(2019年現在)
それでいて、車の値段、スマホ、カメラ、家電等は、日本と同じ値段がする。
それで本当に経済大国なのかといったら、、、それは国家のパワーを指している話だけであって、国民一人が豊かかといったら、また別問題である。
なぜか、日本全体のパワー指標としての「GNP、GDP」だけが大きく言われているが、国民一人ひとりの生活水準、給与水準をみるには適さない
では、日本の国民一人あたりの裕福度、は、どれくらいなのか??
日本は、、
・・
「世界26位」なのである(名目GDP。USドル換算)
約4万ドル=440万円。
日本は、国民一人あたりのパワーは、世界26位なのだ。
人口が多いだけなのだ。。。
島国で、移民とかが他の先進国に比べて極端に少ない+能力がある人の給与がかなり少ない
あれ、440万円も稼いでないぞ! という方が人口の大部分だと思う。
世界どこでもそうである。
日本が世界中に求められる製品やサービスを作ったから、世界3位の経済大国になったのであって、その分野においては世界中から対価をもらっている
一部の天才とか、世界的大企業、が得る付加価値というものが、重要になってくる
コンビニのバイトの能力というものは、世界中どこも変わらない。
それだけで経済を語るなら、世界で賃金が同一になるはずである。。。
例を挙げると、。
日本最大の輸出産業、かつ日本最大の企業、トヨタ自動車+関連会社で考えてみる、、、
ざっと年間26兆円ほど売り上げている=国民1億3000万人=20万円。
トヨタ自動車+関連、だけで、国民一人あたり20万円分の生産をしている、ということだ。
1世帯、だいたい5人。と考えると、1世帯につき、年間100万円分の生産付加価値をしている企業がある、ということだ。
もちろん、トヨタ本社だけで5万人?10万人?そして関連企業で数十万人の一大産業なのだが。。
トヨタ自動車のような世界的な企業が、世界的なブランド製品を開発し、生産し、
世界中に製品を売っているおかげで、、、
そういった地道な生産活動の積み重ねのおかげで
日本は世界2位の経済大国になって、
それが社会、福祉、サービス、安全、交通、等が、世界でも有数の国になっているのだ。
さて。他の先進国の場合、このような会社の経営開発陣には、数千万円の給与を払っているのだが、、、
日本はなぜか、圧倒的に少ない、一番少ない。
能力のある人や金持ちが国外に逃げていく、という話はここへつながる
。
「日本は経済大国なのに、なぜ貧乏なのか??」
という言葉は、小学生でもわかるレベルの問いではあるのだが、、、
そもそも「経済大国」って何なの???
「自分たちは、世界2位~3位の経済大国の一員として、世界で2位~3位の豊かな暮らしができるはず!なのにできないのはおかしい!政治が悪い、老人ばかり優遇する政策が悪い、何が問題があるはずだ!!!」
という認識が日本では50%を超えていると思われる、、、
そもそも、そんな認識をしているのは日本くらいなもので、、マスコミの偏向報道のせいなのかなとも思ったりする。
海外に沢山いっているが、「国全体としての生産力があるからといって、それが=イコールで自分たちの生活が豊かにならないとおかしい」なんて思考をしている人はすくない
学校やマスコミがそういった教育報道をすると、幸福度が下がってしまう弊害が生まれてしまう。。。
アメリカでは、能力のある人は、年収数千万円とか当たり前だし、
統計に出ないような、皿洗いのバイト、に代表される最低時給以下で働いている人も大勢いる
保険や年金は、自己責任だし、社会のセーフティーネットは日本よりもはるかに低い
生活保護、ではなく、フードクーポンという、食料品がもらえるクーポンを米国民の数百万人が教授している
そのような世界一の経済大国の現状を見ず、
世界2位になった中国なんて、いわずもがな。
能力を持っている人の給与が先進国で一番低いおかげ?で、これでも米国や中国に比べて圧倒的に格差が少なく、それが平和安全、治安につながっている。
世界26位の一人あたりGDPの国、日本は、世界で26番目くらいの生活が当たり前なのである。
なぜ、そのことを学校教育やマスコミは言わないのか、、、
欧米なら、5000万円は給与を貰える能力の人が、日本では半額以下で働いているとしても、その人達は世界経済をわかっているし勉強しているので、「自分たちの給与が低い!」なんて言わない。
相応の生活というものがあるのだ。
「世界3位の経済大国の原動力となる、トヨタ車を作って、2兆円の経常利益があるのなら、それは「トヨタ社員様」として20万人に、一人1000万円づつ配分しろ!」
「世界で売れた製品の開発者には、一人年間3000万円づつボーナスを払え」
と要求するほうが、まだ現実的ではある。実際払えるお金はあるのだから
(実際は、会社は株主のもの。として。労働者への分配率とか含めて、決めるのは最低ラインとしての法律での規制。それ以上のボーナスは会社の、経営陣~株主が決めるもの。それが資本主義経済であり、、、例えば儲かったから株主に配当金を払えという圧力~、、、(略))
と、そのあたりの話は完全に無視して一言でいうと。
「能力を持っている人の給与が先進国で一番低い国、日本」
となる。
追記。
そして、バブル時期には人口ボーナスで、老人よりも若者が圧倒的に多かったからこその経済成長を教授してきた日本は
その反動でこれからは、世界26位どころか、どんどん下がっていく事がわかっている
アップル、Google、Amazon、Facebook、ツイッター、等のサービス。iPhone等の製品を作り出す事ができていれば、まだ日本はここまで落ちることは無かっただろう。。。
それらの企業は、一人の天才的な起業家が中心となり、たった10年20年でトヨタ社を上回る大企業に育て上げてしまったのであって、、、
そういう能力ある人が日本に出てこなかったおかげで、今の経済停滞の一因と言われている
自動車産業(と、一部のカメラや精密機器、交通インフラ等だけ)は健闘しているが、、、
テレビ等の家電製品は、もうすでにほぼ99%は海外生産になってしまった
そのあたりは、2500万円くらいもらっている、日本の会社の社長や経営陣、スタートアップ企業が負けてしまったのが問題であって、
今更「起業精神を育てるべきだった、能力ある若者には、2500万円の給与どころか、数億円、数百億円を投資するような、投資家、スポンサー、が日本には居なかったのが問題」
だとすら言われている。
能力がある人が、学校教育で潰され、飛び級で入学できない教育制度で潰され、資金集めでは難航し、給与も低く抑えられているうちに、、、
世界中では、天才的な能力者には莫大なお金を与える社会、国、のほうが成功してしまっている。
社会主義国家に、天才的な起業家がでてこない遠因でもあるのだが。。。
。。。
と、以上は、
中国遠征中に、感じた事である。
2019年の今年は、中国の各都市、を4つ回る。
大連市、石家荘市、という地方都市。をはじめて行った
いろいろ現地の若者の話をきくうえで、世界二位の経済大国の若者は、どんな考えをもっているのか、、、、
経由含めて北京は3回。上海、香港、マカオ、も当然毎年行っているのだが。
そんな旅をしている中で、日本独自の問題点というものが見えてきた気がする。。。